アフレコなどの収録時は、台詞以外の音がマイクに乗らないように注意しなければなりません。
スタジオのマイクは高性能なのでマイクから離れた場所の小さな音も拾うことができ、台詞と被ってしまうと録り直しが必要となる場合があります。
声優は皆、収録時に音を立てないように気を付けて過ごしていますが、スタジオに入る前の準備段階でも気にしておくべきことが多々あります。
収録時にノイズを出さないためにはどんなことに気を付ければ良いのでしょうか。
身に付けるものやブース内での所作で注意するべきことについて、現場目線で詳しくお伝えします。
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ノイズを出さないために注意すること
収録時に音を出さないためには、以下の点に注意して収録に臨みましょう。
音を出さないための注意点
- 音が出にくい服装を選ぶ
- 小物・アクセサリーは外す
- ペーパーノイズを出さない
- 所作に気を付ける など
それぞれの注意点について、詳しく見ていきましょう。
音が出にくい服装を選ぶ
着る服の素材によって、衣擦れ音が出やすいものと出にくいものがあります。
収録で着ていく予定の服を一度自宅で着てみて、音が鳴らないか事前に確かめてみることをおすすめします。
また、金具や金属部分が多く露出している服の場合、ペンなどの小物と金具が触れてノイズが出てしまう可能性があります。
収録には目一杯オシャレをして臨みたい気持ちも分かりますが、オシャレよりもまず音が出にくい服装を第一に選ぶようにしましょう。
ベルトにも注意
ズボンなどのベルトにも注意が必要です。
海外作品収録の場合、通常、原音を聞くためのラジオ受信機をひとりひとり身に付けて収録を行います。
首からぶら下げるタイプのラジオ受信機の場合、ベルトのバックルやズボンのボタン部分が干渉してカチカチと音が鳴ってしまうことがあります。
その際はラジオ受信機をポケットやポーチなどに入れて身に付けるか、ベルトを外すなどの対処が必要です。
小物・アクセサリーは外す
小物やアクセサリーが多ければ多いほど、音が鳴る確率が高まります。
よくあるのは、ピアスやイヤリング、ネックレス、腕時計などからの微細な音。
ピアスやイヤリングは、耳にピッタリとくっつくタイプであればほぼほぼ問題ありませんが、ぶら下がりタイプには注意が必要です。
ネックレスに関しても同様で、体を動かした際に金具同士が擦れて音が出てしまうようなものは、収録が始まる前に外しておくようにしましょう。
腕時計に関しては、デジタルであればほぼ大丈夫ですが、アナログの場合、台本を持つときなどでマイクに腕が近くなる際に秒針が動く音がノイズとしてマイクに乗ってしまう可能性があります。
なるべくなら収録中は腕時計を外しておくと良いでしょう。
靴のアクセサリーにも要注意
また、靴に付いている金具やチャックからも音が出る場合があります。
また眼鏡も、デザインによっては鼻当ての部分などから音が鳴ってしまうことがあります。
眼鏡などは身に付ける外すと仕事にならない人も多いとは思いますが、なるべく音の出ないシンプルな構造のものを選ぶと良いでしょう。
ペーパーノイズを出さない
台本を捲るとき、紙を擦る音がノイズとしてマイクに乗ってしまうことを『ペーパーノイズ』といいます。
台本は紙でできているので、なにも意識せずに捲ると、大抵は『ペラッ』と音が鳴ってしまいます。
アニメや吹き替えなどの台本は比較的ペーパーノイズが出にくい素材で作られていますが、それでもマイク前でペーパーノイズを出さないためのテクニックは声優にとって必須のテクニックでもあります。
家で台本をチェックする際、実際の収録を想定して台本を捲る練習をする、ページを跨る台詞があれば前後どちらかのページに自分の台詞をまとめて書いておく、などといった事前準備も大切です。
台本と接触する可能性のあるもの
収録当日に台本と接触する可能性のあるものを予め把握しておき、対処できるようにしておきましょう。
よくあるのは、『ペンと台本』の接触によるノイズです。
通常、収録時には台本を持っている手と反対の手にペンを握っていることが多いです。
台本を捲るときや台本を押さえるときなどに、ペンや爪などの硬いものと台本が擦れてしまって音が鳴ってしまうことがあります。
テスト収録の時はさほど問題にはなりませんが、本番中に音が鳴ってしまわないようペンの持ち方にも注意しましょう。
左右どちらの手でも音を鳴らさず捲れるように練習しておきましょう。
また、髪が長い女性も注意が必要です。
髪の毛が体の前面に垂れていると、台本と擦れてサラサラとしたノイズが出る場合があります。
髪の長い人は後ろで束ねるなどして、台本と干渉しないようにしておきましょう。
所作に気を付ける
自分の台詞のタイミングだけでなく、ブース内で待機しているときにも油断は禁物です。
むしろ、自分のノイズが原因で共演者さんに迷惑をかけてしまうと居たたまれなさが半端ないです。
ブース内でノイズが出る所作には、以下のようなものがあります。
- 咳払いをする
- 物を落とす
- 共演者さんとぶつかる
- マイクスタンドと台本が接触する
- 立ち上がる際の椅子の軋み音
- ブース内を移動する際の足音
- 水を飲むときの、ペットボトルなどの蓋を開け閉めする音
- イヤホンからの原音の音漏れ など
例を出せばキリがありません。
とにかく収録中のブース内では、ノイズを出さないように常に気を張っておく必要があります。
それだけでも緊張度が増してしまう…
よくある質問
- アフレコ収録時に最適な服装はどのようなものですか?
-
コットンのTシャツやスウェットなど、柔らかい素材の服がおすすめです。
また、上着などを着る際にも、ジッパーなどが付いていないものが良いでしょう。
- どうしても歩くときに靴音が鳴ってしまいます。
-
靴から音が鳴る場合は、思い切ってブース内では靴を脱ぎましょう。
靴下の汚れが気になる場合は、収録用に音が鳴らない靴を持ち運ぶのも手です。
また、スタジオによっては土足現金でスリッパが用意されているところもあります。
- ノイズが気になって芝居に集中できません。
-
ノイズを気にして良い芝居ができなければ本末転倒です。
自分が思い切り芝居に集中するためにも、ノイズを気にしなくて済む服装を事前に用意しておきましょう。
まとめ
以上、アフレコ収録時にノイズを出さないためのテクニックについて解説しました。
アフレコ収録時の服装については、なるべく音の鳴る素材を避け、アクセサリーは収録前に外すことが重要です。
ほかにも、台本を静かに捲るテクニックや、ノイズを出す可能性のある小物の使用を避ける、ブース内では音を立てない所作を身に付けるなど、気を付けるポイントは多々あります。
日常生活をする上ではブース内のような無音空間はほとんどありませんが、事前にさまざまなことをイメージしておくことで、ノイズの発生を防ぐことができます。
ノイズを抑えるための事前準備を徹底して、収録に臨んでくださいね!
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